夏だ!海だ!スパークだ!! 世界を虜にした《60’s イットガール》カトリーヌ・スパーク! 小悪魔的な魅力が詰まった4作品がふたたびスパーク!!
パリ生まれ、パリ育ちでありながら、イタリア映画で人気を博したカトリーヌ・スパーク。『大いなる幻影』(37) や『嘆きのテレーズ』(52) などで知られる名脚本家シャルル・スパークを父に持ち、幼い頃から映画に親しんだ彼女は、ジャック・ベッケル監督作『穴』(60) に出演したのを機に本格的に女優を志す。父には猛反対されるも、イタリアの大女優ソフィア・ローレンの強い後押しによって、1960年のイタリア映画『十七歳よさようなら』で鮮烈な主演デビューを果たした。パリジェンヌの気品と少女の清純さを持ちながら、自由奔放に男を振り回すというアンビバレントな魅力が同居したスパークは、娯楽映画全盛期のイタリアで大スパーク!アンナ・カリーナやクラウディア・カルディナーレといった次世代フレンチロリータたちと並ぶ人気を集め、思春期男子からオヤジたち、そしてガールズまでもトリコにした!今回公開されるのはスパークの魅力を余すことなく堪能できる至極の4作品。モリコーネ、バカロフ、トロヴァヨーリら巨匠たちによる音楽や、レトロなファッション&インテリアなどの60年代カルチャーも見どころだ。
イットガール (it Girl) とは
注目すべき魅力的な女性のこと。1927年の米映画『It』の大ヒットで一躍有名になった主演女優クララ・ボウが“it girl”と呼ばれたことに由来。